新たな生活が始まる春。入学に就職、そして実はワカメのシーズンなのです。
良質なワカメの産地、鳥取県岩美町。
5月7日(土)にシーズン到来を告げる「ワカメフェス」が開催されました。
主催したのは、地元の有志で作る「ワカメ部」。
山陰の特産で大切な食文化である「板ワカメ」を全国へPRする活動を行っています。
2019年からフェスを開催していますが、コロナ禍で3年ぶりの対面開催となりました。
会場ではワカメグッズの販売のほか、板ワカメの作り方を学ぶワークショップも。
そして、イベントの目玉となったのは世界最大の板ワカメ作りです。
参加者は地元の方から教わりながら、約50キロのワカメを隙間なく敷き詰め、
8畳分(縦7.7m、横1.6m)の板ワカメを完成させました。
ワカメ部では、この板ワカメをギネス記録に申請することにしています。
子どもたちは「楽しかった!」「ふりかけにしてご飯を食べたい。」と話し、
板ワカメ作りを満喫した様子でした。
また、ワカメ部の則定希部長は
「板ワカメの担い手がどんどん減っている中で、イベントを通じて
色々な方に作り方やワカメの存在を知ってもらいたい。これからも続けていきたい。」
と話していました。
町内外から参加者が訪れたほか、
東京のメディアからも取材が入るなど注目を集めたワカメフェス。
大切な伝統食「板ワカメ」を未来へつなげるイベントになりつつあるようです。
イベント名 | ワカメフェス2022〜ワカメ愛(あ)ってるかい〜 |
日程 | 5月7日(土) |
場所 | 岩美町網代浜公園(旧網代港) |