9月21日(土)10時25分放送。
鳥取市青谷町の長和瀬漁港で行われている、漁港内養殖の試験について紹介しました。
これは、定置網などでとったアジを、短期間で養殖する調査です。
4月頃から、とったアジを生きたまま「いけす」に入れ、餌をやり短期間で大きくします。
そして、旬を迎えた夏場に、アブラののりが良くなった、高品質なものを出荷しています。
取り組みが始まったのには経緯があります。
鳥取県内には18箇所の漁港がありますが、漁師の高齢化などにより、漁獲者が減少しているという現状があります。
漁港内は、長期的な養殖には向いていないのですが、
短期的な養殖には可能性があるということで、試験が進められています。
養殖されたアジは、実際に鳥取市内の飲食店で提供されています。
品質の高い食材を提供するメリットは、生産者にも消費者にもあります。
本格的に実施するには課題もありますが、
漁港を元気にする取り組みとして今後に期待が集まっています。