9月29日(土)10時25分放送分。
鳥取市気高町浜村温泉に伝わる、海にまつわる民謡「貝がら節」を紹介しました。
「何の因果で貝がらこぎなろた」の歌いだしで始まる貝がら節は、漁の際に漁師たちが歌っていた労働歌が元になっています。
今では全国的に知られている「貝がら節」ですが、そのきっかけとなったのが、昭和8年に発売された一枚のレコードです。当時、浜村温泉で雑貨商を営んでいた上田平十郎さんが温泉街をPRしようとレコード化を企画。その後、曲に合わせた振りも付けられ広く親しまれるようになりました。番組では、地元に伝わる「正調貝がら節踊り」を保存・伝承する「正調会」の皆さんが、海岸をバックに踊ってくださいました。