7月16日(土)11時40分放送
「わがまちの海自慢」と題して、「鳴り石の浜」を紹介しました。
琴浦町赤碕の花見海岸は、
楕円形のちょっと変わった形の石が広がる、護岸工事が行われていない自然海岸です。
海辺から聞こえてくるのは、ゴロゴロゴロゴロという心地良い音。
波にもまれた石がぶつかりあい音が鳴るのです。
今では「鳴り石の浜」と呼ばれています。
この波と石の奏でる音が「よく鳴る」ことから、「良くなる」と縁起をかついで、
ものごとが良くなる「パワースポット」にもなっています。
また、ひまわり畑もあり、夏になると約2000本のひまわりが見る人を楽しませます。
「鳴り石の浜」を舞台に、まちづくりを行うのが「鳴り石の浜プロジェクト」。
サブリーダーの上田啓悟さんにお話を聞きました。
プロジェクトが始まったのは、約10年前。
さびしくなりかけていた琴浦町の新たな魅力になるようにと、
みなさんは海岸を整備したり、イベントを企画したり。
その活動が実り、鳴り石の浜は町を代表する観光スポットとなったのです。
ひまわり畑を整備したのも、
メンバーとボランティアのみなさんなんです。
「ひとりでも多くの人に、浜の音を聞いてもらいたい」と話す、上田さん。
コロナ禍ではありますが、年間3万人が訪れているそうです。
「自然」と「地域の思い」が作り上げた美しい「鳴り石の浜」。
郷土愛あふれる、地域の宝です。