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2024.05.17

「鳥取ブルーカーボンプロジェクト」スタートから3年目を迎えて

4月27日(土)11時40分放送

 

鳥取の海では、ムラサキウニの食害などの影響で、「藻場」が失われています。

魚のすみかであり、二酸化炭素の吸収源でもある「藻場」を取り戻すため、

「鳥取ブルーカーボンプロジェクト」がスタート。今年で3年目を迎えました。

 

取り組みの一つに、ムラサキウニの集中駆除があります。

鳥取県漁協、漁師やボランティアダイバーなどが協力し、

一定区間のウニを繰り返し駆除することで「藻場」を再生させます。

昨年度は、鳥取県立青谷高校の生徒による実証実験も行われ、手ごたえのある結果も出ています。

 

藻場の再生を目指す!鳥取ブルーカーボンプロジェクト

  1. 「集中駆除」の様子
  2. 「成果が出ている」と鳥取県漁協の古田さん
  3. 藻場が回復している区域もある

しかしながら、県内の海全体で考えるとムラサキウニの数は減ってはいません。

また、海の中に同じ環境はなく、それぞれの場所に合わせ、

どの時期にどのくらい駆除するかなどの、やり方を見極める必要もあるそうです。

 

今後も実験的に駆除を行い、マニュアル化を目指しています。

本来は高級食材であるムラサキウニですが、

大量発生しているものは実入りがよくありません。

それらを、育て商品化する畜養の取り組みも進められています。

生態系のバランスの取れた「豊かな海」へのチャレンジは、まだまだ続きます。

 

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