6月22日(土)11時40分放送
海と日本プロジェクトinとっとりが企画する、体験学習イベント「学ぼう!海の生態系」。
鳥取市の明徳小学校5年生が、「砂と生き物」の深い関係性を1年を通して学びます。
6月12日、体験学習当日。
はじめに向かったのは、鳥取市青谷(あおや)町の夏泊(なつどまり)漁港。
小型定置網漁業の水揚げの様子を見学しました。
船からおろされたのは、旬のシロイカやトビウオなど、「岩場」に住む生き物たち。
漁師さんや県の漁協の方に特徴や生態を教えてもらいつつ、
実際に手で感触を確かめたりしながら、間近で観察しました。
お昼に鳥取のソウルフード「トビウオのつみれ汁」を味わったあとは、鳥取市福部(ふくべ)町の岩戸(いわど)漁港へ。ここでは、「砂地」の生態系を学びます。
小型の底引き網を用意し、生き物を捕獲します。
網を引くのが早すぎると、海底から浮き上がってしまい魚が逃げてしまいます。引くときは焦らず、みんなでタイミングをしっかりと合わせて…。
獲れたのはヒラメの幼魚や、小さなイカ、アメフラシなど様々。小さな水槽に移して観察します。
参加した子どもたちは「いろいろな生き物がいることを知った」、「生態系をもっと学びたい」と一日を振り返っていました。
「生き物のつながりが生態系をつくっている。そのことを学んでもらえたら」と話す、
講師の公立鳥取環境大学・太田准教授。
たくさんの生き物がいるということは、それだけ複雑で豊かな生態系があるということ。鳥取の海が育む豊かな生態系に見て触れて味わう授業となりました。