7月6日(土)11時40分放送
夏になると楽しみになってくるのが、海や川でのレジャー。
最近は様々なアクティビティーが登場しています。
しかし、そこで気を付けたいのが「水難事故」です。
6月20日、東京都内で海を安全に楽しむための
「海のそなえシンポジウム」が開催されました。
シンポジウムでは、1万人以上を対象にした、
水難事故対策に関する調査結果が報告されました。
報告によると、水難者数は年間約1600人。
そのうち死者・行方不明者数は、約800人。
発生場所の約8割が海と川で、
この数は20年の間ほぼ変わっていないこと、
おぼれた経験は12歳までが多く、
中でも幼少期の事故が多いことが明らかとなりました。
また「ライフジャケット」に関する調査データも公開され、
着用したほうが安全だという認識はあっても、
「動きづらい」「ダサい」などの理由により、
レジャー中に着用する人がほとんどいないということも示されました。
シンポジウムでは、
事故に遭った時の対処法教育に比べて、
水難事故に遭わないための教育が不足していると指摘されました。
事故を事前に避けるための正しい知識をそなえ、
常に“海の怖さ”を忘れないようにすることが、
安全に海を楽しむことにつながります。
みなさんも、そなえが十分か今一度考えてみてください。