番組情報
2025.02.10

磯焼け問題と青谷高校の取り組み

7月27日(土)11時40分放送

 

ムラサキウニの大量発生などで「藻場」が失われる「磯焼け問題」。

海洋生物の多様性にも影響する大きな課題です。

 

日本財団と鳥取県漁協などがタッグを組む、

「鳥取ブルーカーボンプロジェクト」では、

藻場の再生に関する様々な活動を行っています。

 

このうち鳥取市の青谷高校では、

2022年から地域の課題解決に取り組む学習カリキュラム「青谷学」で、

「ムラサキウニ」をテーマにした授業が行われています。

 

1年目は、漁業者が大量発生したウニに困っていることから、

磯焼けやウニの生態について学習。

ウニを利用するため、ウニの蓄養に適したエサを調査しました。

 

2年目は鳥取県の指導のもと,

漁業者が取り組んでいるムラサキウニの集中駆除の効果を実証するため、

実際にウニの駆除を行い、成果を確かめました

3年目を迎えた一大プロジェクト!

  1. 「とっとり海のごちそう祭」の一コマ
  2. ムラサキウニの身入り調査
  3. 小学生の75%が「海に行きたいと」と回答

そして、3年目を迎えた今年。

「厄介者からお宝を探せ」をテーマに、

商品価値が見込める身入りの良いウニは、

どのような場所に生息しているかを調べる調査に取り組んでいます。

これまでの調査では、

日当たりが良い場所で採取した個体の身入りが特によく、

漁業者にとっても商品価値のある個体も見つかっています。

目指すのは、ムラサキウニの漁業利用の促進と藻場の回復です。

厄介者のムラサキウ二をきっかけに地域の活動が進み、

藻場への関心が高まりをみせています。

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