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2025.02.10

全国的な“トビウオ不漁”で、伝統食が食べられなくなる!?

10月4日(土)11時40分放送

 

鳥取県民のソウルフード「あごちくわ」。

原材料は「あご」と呼ばれるトビウオで、

鳥取県の夏の県魚にも指定されているおなじみの魚です。

しかし、全国的に不漁となっています。

 

鳥取県では、5月から7月にかけて行われるトビウオ漁。

漁獲量は年々減っていて、

ピーク時は約192トンでしたが、

今年度は7月末の速報値で6分の1の約32トンと大幅に減少しました。

 

ちくわの製造・販売を行う鳥取市の「ちむら」。

「あごちくわ」は主力商品の一つですが、

トビウオ不漁により原材料の確保が難しくなるなど、影響が出ています。

ちむら代表・千村大輔さんは、

「スーパーさんではお盆明けの8月中には販売を休止。

今の在庫で行くと今月(9月)くらいで販売をお休みせざるをえない、そんな状況になっている」と話します。

 

例年であれば漁期を過ぎても、

冷凍のトビウオを使い年間を通して製造していましたが、その確保も難しくなっています。

あごちくわがなくなるかも…

  1. 鳥取県民のソウルフード「あごちくわ」
  2. 不漁の影響は大きい
  3. 夏泊漁港(鳥取市)の「アゴまき」

トビウオ不漁の直接の原因は、まだはっきりと分かっていません。

ただ、鳥取県内で漁獲量が大幅に減少した背景には、

漁業者が減少したことも大きく影響しています。

 

鳥取県内のトビウオ漁は、「アゴまき」と呼ばれています。

その漁には人手がかかり、また体力的にもきついため、

漁をする船が少なくなってきているのです。

 

私たちの食卓に当たり前のように並んでいた海の伝統食。

しかし、環境や時代の変化とともに、

当たり前が当たり前でなくなっています。

海の異変について、みんなで考えることが必要なのかもしれません。

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