鳥取市の旅館が、カニの見た目や味の劣化を防ぐ急速冷凍技術を行うための加工場を作り、先日落成式が行われました。新たに完成した「山田屋 RichSelection」。
松葉ガニ料理に定評がある鳥取市の旅館「山田屋」が作った松葉ガニ専用の加工場です。
この加工場で行っているのは、「グレーズ加工」という方法で、カニを瞬時に冷凍したり、被膜を貼って表面を守ることで、身の変色を防いだり、旨味をそのまま残すことができるということです。
きょうは、招待客にグレーズ加工した松葉ガニの料理が振る舞われました。
松葉ガニのグレーズ加工は、鳥取県内では初の技術で、県の補助金も受けながら、山田屋がおよそ1年かけて研究。
この冷凍技術により、時化が続いたときなどにも、安定的にカニが供給できるようになるといいます。
山田屋では、グレーズ加工したカニを、秘伝の出汁などとともにかにすきセットにして今年中の販売を目指しています。
式典に出席した石破茂衆議院議員も「鳥取のもんは、ええものはあるんだけどいまいち宣伝が下手なところがあるのでね、こういう形でブランド品として全国に発信するという意味は相当大きい。」と期待を寄せていました。
イベント名 | カニ専用の加工場完成! |