「ビーチコーミング」とは、海岸を散策して、漂着物を集めたり、海を観察することを言います。
鳥取県倉吉市在住のアーティスト・辻子誠(つじこ まこと)さんは、
ビーチコーミングで集めた漂着物を使った創作活動をしています。
辻子さんは、母親の出身地である「倉吉市」を訪れるたびに、
鳥取の自然に「ものづくりしやすい環境」があると魅力を感じ、
2024年4月、東京から倉吉市に移住してきました。
「ビーチコーミング」で漂着物を集めることを、
「いい形のごみを拾って集めている」と語る辻子さん。
波の力などによって姿を変え運ばれてきた、
漂着物の形や色、質感や重さなど、
自然が作るその姿からインスピレーションをもらっています。
そのインスピレーションの表現方法は彫刻だけにとどまらず、
イラスト、マンガ、ライブパフォーマンスなど多岐にわたります。
気が向いたら、すぐ行ける距離に海があるのも鳥取の魅力と話す、辻子さん。
創作のアイディアを探しに、また時にはリラックスする場所として、
鳥取の海と寄り添いながら、創作活動を続けています。
創作に使う漂着物集めのコツは、「良いものを見つけよう」などあまり考えすぎないことだそう。自然体のほうが、良いインスピレーションにつながるのかもしれませんね。そう考えるとごみ拾いも楽しくなってくる気がしますね。
イベント名 | 海歩きからインスピレーション |