山と海のつながりを学ぶ体験学習
「とっとり名産探し隊~つながる山と海!海を支える恵みの正体を追え~」。
今回参加したのは智頭小学校の4~6年生の25人です。
1日目は鳥取県智頭町を舞台に「山」についての学びからスタートしました。
山へフィールドワークへ出かけた児童たち。
この日の最高気温は約35度と厳しい暑さでしたが、山に入ると心地よい風が。
また、湧き水に触れた児童は「冷たい!気持ちいい!」と平野部との違いに驚いている様子でした。
講師を務めた智頭の山人塾の山本塾長は、
「林業が盛んな智頭町では手入れが行き届いている山が多く、それは本当に誇れること。」と
児童たちにふるさとの山の素晴らしさを伝えていました。
また、後の実験で使う山の土も採取。
山では落ち葉や枝などの有機物を微生物が分解して腐植性土壌が出来上がっていく過程で、
「フルボ酸」と呼ばれる物質が生成されます。
このフルボ酸には海藻や植物プランクトンの成長に必要不可欠な鉄と結びつく性質があります。
山の土に含まれるフルボ酸は雨が降ることで山から川へ流れ込み鉄と結びつき、
さらに海へと流れ込むことで、海藻や植物に鉄を届けているのです。
児童たちは、豊かな山や森で作られた栄養素が、海の生き物を支えていることを学んでいました。
山を守るためには、木を加工し使うことも必要不可欠です。
児童たちは、木のストローづくりに挑戦しました。
イベント名 | とっとり名産探し隊~つながる山と海!海を支える恵みの正体を追え~ |
参加人数 | 25人(智頭小学校の4~6年生) |
日程 | 8月1日(月)~2日(火) |
場所 | 鳥取県智頭町、岩美町、鳥取市 |
主催 | 海と日本プロジェクトinとっとり実行委員会 |
協力 | ちえの森ちづ図書館 |