5月15日(水)鳥取市佐治町・海ノ民話のまちプロジェクトが始動しました!
佐治町で語り継がれている民話「かにのふんどし」をアニメ化するこのプロジェクト。佐治町は「五しの里」と呼ばれ、「星、和紙、石、梨、そしてお話し」で有名な町。今でも約70以上の民話が語り継がれていますが、その中でも海と山奥の繋がりを垣間見ることが出来る「かにのふんどし」が海ノ民話としてアニメ化が決定しました。
プロジェクトの初日となった15日は、さじ民話会の方々や地域の観光、商工会、行政関係者などが集まり、ロケハンとシナリオ会議が開催されました。
ロケハンでは茅葺き屋根が目を引く「さじ民話館」を尋ねました。中には、昔ながらの囲炉裏もあり風情たっぷり。さじ民話会の皆さんから様々なお話しをお聞きして民話の舞台に思いをはせました。
シナリオ会議では「かにのふんどし」の生語りが披露され、活発な意見交換が行われました。アニメの完成は12月頃との事。今から楽しみですね!
「かにのふんどし」とは?
むかし佐治の山奥に住んでいた若い男が、お嫁さんの実家に遊びに行くことになりました。お嫁さんの実家は海沿いで、礼儀作法に失礼があっては大変だと、男の両親は息子にこう言い聞かせました。
「よいか、嫁の家に行ったらこの時期のことだから、カニというものがごちそうにでてくるに違いない。カニというものは、まずはふんどしをはずして食べるのが作法だぞ」
男がお嫁さんの実家に到着すると、予想どおり夕食にはカニがふるまわれました。男は得意げに立ち上がると、袴を脱ぎ、自分のふんどしを外してきれいにたたんでからカニを食べ始めました。
カニのおなかの部分、通称「ふんどし」を知らなかった若者の勘違いのお話しでした。
イベント名 | 鳥取市佐治町・海ノ民話のまちプロジェクト(シナリオ会議・ロケハン) |
日程 | 5月15日(水) |
場所 | 佐治町さじ民話館、さじふるさと歴史館、佐治歴史民族資料館、さじアストロパーク、賀露海岸(鳥取市) |