鳥取県岩美町の「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」でウミガメが一般公開されています。
このウミガメは「タイマイ」という種類なのですが、
実は、去年12月に鳥取市の海岸に漂着していたところを発見されました。
鳥取市の「とっとり賀露かにっこ館」で一時的に保護された後、岩美町の施設に移されました。
甲羅の後方には銀色のタグが付いていて、
調査の結果、韓国の水族館が放流し海流などによって漂着したものだとみられています。
海と大地の自然館 小矢野悠造さんによると、
「韓国から来たというのも分かったので、もともと野生のものでもないというのも漂着としては初めて。
タイマイという種類は展示としては初。
山陰海岸でウミガメってなかなか見ることができないので、ぜひお越しいただけたら」とのことです。
ウミガメは体長59センチ、体重13キロのメス。
当初は衰弱していたものの、
今はエサを食べられるくらいまで回復しているということです。
今後は、ウミガメへの理解を深める講座を開くとともに、
今年6月ごろをめどに町内の海岸で放流する予定です。
場所 | 山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館(岩美町) |