7月3日(土)11時40分放送
境港は「マグロ」のシーズンを迎えています。
そんな中、鳥取県立境港総合技術高等学校では、
「マグロ」を題材にした、珍しい授業が行われました。
なんと、天然まぐろ一匹まるごと解体する実習です。
解体実習は、食品・ビジネス科の3年生の授業の一環で行われました。
選抜された4人が、3回にわたりマグロをさばきます。
この日は、水揚げされたばかりの重さ62キロの天然マグロ。
境港で料理店を営む、濱野政和さん(味処 美佐)を講師に迎え、一つひとつ確認しながらさばきました。
2回目ということもあり、前回よりもスムーズにさばくことができたようです。
同時に、マグロの調理も担当に分かれ学びました。
授業の目的には、「魚食普及」というテーマもあります。
近年、肉食が増え「魚離れ」が加速していると言われる中、
たくさんの人に「魚のおいしさ」を伝えるため、
みなさんは「課題研究」の時間に、水産物のPRについても学んでいます。
授業でさばいたマグロは、秋ころに境港市内の小中学校で給食として提供される予定となっています。
また、今回の実習には「水産業の担い手育成」という効果も関係者から期待されています。
解体後はみんなで、旬のマグロを味わいました。
マグロの本場、境港らしい豪快な授業でした。
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